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名古屋の加藤家の陶器職を務めていた広瀬秀信は富山10代の藩主・前田利保に召されて富山に移り、千歳御殿の庭に窯を築き、千歳焼きを作っていたが其の子安次郎が父と共に製陶のかたわら藩主の命により、天神臥牛を焼いて献上したのが、富山土人形の始めであると言われています。
土人形として各種の物があるが天神崇拝の前田藩領内のこととて天神様のものが多く見られます。
城下に土人形屋は数件あったそうですが、渡辺家(明治3年に始めた平(祖父)、源吾(父)、そして信秀さんが最後まで祖業を守り続け、残念ながら1997年に終止符を打ちました。
代々受け継がれてきた型、技法全ての仕事を「とやま土人形伝承会」に委ね、現在伝承技法を伝えるべく活動を続けています。
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